留学生下宿「松の木学舍」
所在地:杉並区松の木
工法:
竣工:
長年、留学生の為に部屋を提供してきた遠藤家。
夫婦で別に住んでいた両親を迎える形で、家族と留学生数人が個を尊重しながら共同生活することのできる「松の木学舍」として生まれ変わった。
地名にふさわしく、庭にあった2本の赤松の巨木を残し、その間を入り口とした。
ここにはシンボルツリーがもう一本。玄関を入ると床と同じ高さのタイルの土間が続き、家の中央に設けられた多目的空間に姫沙羅の木が四方から見える。
右を下宿棟に、左を住居棟とし、個の独立を保ちながらも留学生が求める日本らしい家庭的な環境を提供できるようになった。茶の湯の稽古等、日本文化に触れるプログラムもはじまり、皆で囲む食卓には笑い声が絶えない。